「ミスを誘発する12の要素」とはカナダの航空機事故の事例を研究して割り出したもので、「欠如の要因」と「過剰の要因」の二つに大別できます。
「欠如の要因」:コミュニケーション、リソース、自己主張、認識、チームワーク、知識
「過剰の要因」:プレッシャー、ストレス、悪い職場習慣、疲労、作業中断、警戒心の低下
欠如の要因はリソース(ヒト、モノ、カネ)やチームワーク、知識などです。いずれかが欠如しているとミスが起こる可能性が高くなります。例えば、職場に人手や必要な器材が不足しているとミスが起きやすくなります。もちろん自分の仕事について必要最低限の知識が欠けていれば、間違いに気付かないかと思います。
過剰の要因はプレッシャー、疲労、作業中断などがあります。病院では看護師が入院患者に渡す薬をナースステーションで仕分け中に、ナースコールが入った場合など作業が中断してしまいます。そうすると、薬が必要な人の分を用意するのを忘れたり、逆に不要な人の分を用意したりするミスが起こりやすくなります。特に作業の中断が多い職場でお勤めの場合は個人でチェックリストを作るといった対策も必要かと思います。ただリスト項目が多すぎると逆効果になり、仕事の効率を下げてしまうこともありますので、注意して下さい。
また疲れている時なども自分だけでなく、同僚の方にも同席してもらってチェックする事も必要ではないかと思います。実際、重要書類をファックスで送る際に、送信先を間違えないよう他人が立ち会う会社もあります。まず、人間は不完全であると思って仕事をする意識が大事だと思います。自分の弱点を把握し、職場の特性に合わせて工夫をしていくといいのではないでしょうか。